前回、就活は仕事をすることと似ていると伝えましたので、その続きについてお伝えします。

私は仕事で成功するために大切なことはいくつかあるが、中でもまずは基本を押さえることであると思っています。

仕事・就活に臨む心構え

では、基本とは何か?

それは、スタンスと能力です。そして能力を伸ばす上でもスタンス(姿勢・心構え)が大切だと思っています。

では、どんなスタンスが大切かと言えば、それは「行動する」ことと「考える」こと、そして、「他人のせいにしない」ことです。

最近接した学生さんに残念に思ったことは、まずもってこの「スタンス」の重要性が忘れ去られていることです。

具体的には、

「めんどうなことは後回しにする」

「ギリギリまでしない」

「やらなくてはならないとわかっていることもやらない」(行動しない)

「他の人がやっていることと同じことしかやらない」

「時間がないと時間のせいにする」

「自分の能力がないと諦める」

「苦手であると自分に言い訳して、結局やらない」

「人よりは努力している自分に満足している」

等等です。

凡そ、仕事で成功しようとしたら、それがどんな仕事であれ、上記のようなスタンスでは仕事になりません。また、他人からの信用を得ることもできないでしょう。

リクルートの仕事へのスタンス

最近読んだリクルート時代の社内報特別編集号の「かもめ名語録」を読みました。こんなことを述べている方々がいました。

「勉強する時間が足りないとか、仕事が雑多すぎるとかは、言うまい。与えられた条件の中で、われわれは自らの専門性を育ててゆかなければならない。」

「やりもしないで、楽な方向へ行くな」

「赴任当日、柏村さんから『で、明日のアポは何件入っているの』と聞かれて唖然としました。」

「ブレーキを踏ませるものっていっぱいある。でも、前に進もうとするアクセルは自分の意思しかない。」

「仕事はおしろくなければいけない。みけんにシワを寄せて目標達成してもしょうがない。」

ここにある「仕事」を「就活」に置き換えて、自分の就活へのスタンスを振り返ってみてください。