今年最後のブログとなりました。12月1日から日曜日を除いて毎日ブログをUPしてきましたが、まずは、1カ月間継続できて良かったです。 チームで働く力(チームワーク)⇔多様な人々とともに、目標に向けて協力する力 集団の中で、その集団をよりよいチームにつくりあげていくための力です。広い意味では、よりよい人間関係を構築していくための力も含まれます。これは、社会的動物と言われる人間の基本条件です。 この中の能力要素の中には、もともと備わっていなくても比較的短時間で習得できる能力もあれば、そもそもそれぞれの人に備わっている、いわば資質に近い要素で、短時間では変わりにくい能力もあります。 shaki3

「柔軟性」とは?

■柔軟性⇔意見の違いや立場の違いを理解する力 人と人が共働、協力する際に問われる力です。チームプレーの場合には、自分が思った通り前に進むことは寧ろ稀なことです。価値観や方向性、事実や物事に対する解釈の異なった人の意見を尊重し受け入れ、適切な対応をとれる力が柔軟性です。また、予期せぬ出来事や状況への対応力もこの柔軟性に含まれます。

「柔軟性」が発揮できた例

●自分の意見を持ちながらも、他人の意見を共感を持って受け入れた ●立場、価値観の異なる相手の背景や事情を理解し、適切な対応をとった ●状況や環境の変化に応じて、適切な対応をした 柔軟性を発揮するためには、「共感」と「同感」とを区別することが大切です。 「共感」とは、共に感じることです。従って、この感じ方が出来ると、相手と例え意見が違っていたとしても、「ああ、相手の人はそう思ったんだ。」という受け止め方になります。また、「同感」とは、「相手の感じたことと自分の感じたことが一致すること」です。従って、「同感」の反対語が「否定感」や「違和感」となります。そのため、まず「共感した後に、自分の意見を述べる」ことを習慣化すると柔軟性の発揮度合が高くなります。

「柔軟性」のよくある誤解

▼チームや組織の方向性に、自分を合わせることができます。 ▼頑固だから、柔軟性に欠けています。 元々自分の意見や方向性がないのに、相手の意見やチームの方向性に従っているだけで柔軟性があると思っている人が少なくありません。柔軟性は傾聴力と同じで極めて積極的な概念なので、人に従っているだけでは柔軟性が高いとは言えないのです。 また、「自分は頑固だから、柔軟性に乏しい」と勘違いしている人も多く見られます。「頑固さ」はあくまでも性格的な特性で、「柔軟性」は「能力」です。そのため「頑固さ」と「柔軟性」は両立します。