コンサルティング業界 早稲田大学 政治経済学部
受講のきっかけは、就職留年についてコーチに相談に伺ったことです。
私は大学3年次の6月から就活をはじめましたが、成果が出ず、4年次の6月を迎えても内定を獲得できていませんでした。「このまま就活を無理に続けるよりも、志望業界を目指し、学年を落として就職活動を進めたい。しかし留年はハンディキャップになるかもしれない。」そうした不安を解消しようと、無料コーチングに申し込み、そのまま受講を決めました。
GD講座では、「より効果的に、他参加者の意見を吸収するか」について、訓練が積めたと感じています。元々GDは得意な方ではありました。しかし、自分の意見を主張しすぎるきらいがあり、「協調性を欠く」として落選してしまった選考もありました。この講座では、単にGDの練習をするだけでなく、「誰が・どのタイミングで・どんな発言をし・議論にどんな影響があったか」を確認しながら、「GDで見られている点は何か」を紐解いていく内容でした。この「実例に沿った改善点の指摘」は、得難い経験だったと感じます。
表現力講座では、「情報だけが伝えることではない」という、とても大きな発見がありました。そもそも面接において、面接官が聞きたいのは単なる「情報・成果」ではないということ。そして、真に伝えるべき「熱量」といった点について、どうすれば、端的に、かつ印象深く伝えられるかを学びました。これは特に大きな学びであったと感じます。
個別コーチングを重ねて一番の良かった点は、「客観的な相談相手として、コーチを頼ることができた」ことです。私は、特に自分より上の年代の人からの「お節介」にストレスを感じていました。昔の就職活動とはだいぶ勝手も異なるはずなのに、自分の経験談を一方的に主張され、従わないと不満を言われる。しかし意見を論理的に退けるだけの情報は、私たち就活生の元にはなかなか入ってきません。
そんな時、数多くの就職活動に携わり、現状にも詳しいコーチに意見を伺うことで、納得感があり、かつ現状に即した方針を獲得できました。ESの添削や面接で話す内容の相談などもさることながら、この「セカンドオピニオン」としてのコーチの存在が、一番自分に有益だったと思います。