志望企業を絞り込む方法
最後に、選定した志望企業を絞り込む方法について紹介します。
- ナビサイト上にある志望企業のコピーを熟読する
- 志望する企業のホームページを熟読する
- インターンシップ、会社説明会、セミナーに参加する
- OB・OG訪問を行う
- 送られてきたり、渡されたパンフレットを熟読する
- IR情報を読む(上場企業)
- 志望する企業に関する情報をGoogleで検索して調べる
- 志望企業に関して書かれた書籍や、社長の書いた書籍を読む
- 企業の商品やサービスが販売されている現場を実際に見てくる
- 企業の商品や製品、サービスを使ってみる
- 企業が出展しているイベントや展示会に言って話を聞いてくる
下の方に行けば行くほど、他の人がやっていない為に、企業の人事担当者から評価・歓迎されます。他方で、全ての志望企業に対して、全てを行うことは物理的に困難です。
そのため、志望企業の優先順位をABCDにランク分けし、志望ランクごとにやることを決めて取り組むことをお勧めします。
次に、そもそも、志望企業をどんな観点を見て絞り込めばいいのかについてお伝えします。
志望企業を見る観点
企業を見る観点は、大きく以下の5つです。
「目標の魅力」「活動内容の魅力」「構成員の魅力」「特権の魅力」「基本データ」の各項目で、以下の項目は一般的に調べれば分かります。
志望企業の「目標」の魅力
「目標の魅力」は、会社のHPと、上場企業の場合には「決算報告書」を見ると分かります。また、「〇〇会社の戦略」と入力すると、ダイヤモンド社や東洋経済新報社が発行している雑誌のインタビュー記事が掲載されているケースもありますので、ネットで調べておくのもオススメです。また、日経新聞を毎日読んでいると、志望している会社の最新の取組みが掲載されていることがあるので、是非読んで欲しいです。過去に新聞に掲載された記事も有効です。これらの記事の中には、新商品/新サービスの情報や、競合企業と比較しての戦略の違いを説明した記事など様々なものがあります。3C分析フレームを十分に活用して読み込んでください。
志望企業の「活動内容」の魅力,「構成員」の魅力
「活動内容の魅力」や、「構成員の魅力」は、採用HPやナビサイトに掲載されている「先輩談」を読み込むのがいいでしょう。その際には、「誰に 何を どのように」のフレームを頭に入れながら読み込んでください。もっとも、働いた経験のない人は、最初は実感が沸かないでしょうから、疑問を持ちながらとにかく味わうように読むことをお勧めします。その上で、会社説明会では、主としてこの「活動内容の魅力」や「構成員の魅力」を重点的に質問、確認することが大切になります。
志望企業の「特権」の魅力
「特権の魅力」は、上場企業の場合には、「年収プロ」で調べると時系列で年収の推移が見られます。また、「就職四季報」や、採用HPにも、「特権の魅力」に含まれる福利厚生や教育・研修制度はたくさん記載されています。
志望企業の「基本データ」
「基本データ」は一番わかりやすい項目です。「業界地図」でも売上・利益の直近テータは分かりますが、就職四季報で過去3ケ年の推移を調べたり、肝心な「採用人数の推移」も押さえてください。