社風と入社したい要素の関係
今日は、社風について私の考えをお伝えします。
入社したい会社のイメージを聞くと、上位に挙がってくるのが「社風」です。
また、社風を形容する言葉には、「自由闊達」「風通しがいい」「堅実」「柔軟」「チャレンジブル」等等を挙げることが出来ます。
「社風」の実態
それでは、社風の実態とは何でしょうか?
多くの学生さんに聞くと、会社説明会の雰囲気や、説明している人の雰囲気と言います。
私は、そうした声を聞く度に、「えっ、えっ、?????」といった気持ちになります。
理由は、説明会で話す方々は、確かに社風の一部を表しているものの、概ね、会社の中では「プレゼンテーター」にふさわしい人が選ばれているからです。
また、会社説明会は、1つのプレゼンテーションの場にしか過ぎないからです。
その為、説明会に登場する方々を見て会社の社風を表していると捉えると実際に会社に入社した際には、「えっ、えっ、?????」となるかも知れません。
「社風」を決める10つの構成要素
私は、社風を決めるものは、以下10項目の複合要因だと考えています。
- 創業者の価値観
- 経営者の価値観
- 今までの採用における「採りたい人物像」
- 評価・表彰システム
- 社内での役職の呼び方や多くの社員が共通して使う言葉
- 平均年齢
- 男女の割合
- 人事異動・ローテーション・退職率
- メインの事業内容
- 会社の中に流れる時間感覚(スピード感)
さて、会社説明会の場で、上記10項目の内、いったい何項目が語られるのでしょうか?
「社風」が大切だと思うならば、会社説明会だけで「社風」を判断するのは、極めて危険なことです。