4月26日の日経新聞朝刊に「電子版 4/18~24日に読まれた記事ランキング 第2位」 として紹介されていた記事を読んで思ったことがあったために、今日のブログで取り上げてみました。

記事のタイトルは、「まだいるの?こんな面接官」です。本文は、以下の通りです。

「面接官の1人がスマホを熱心にいじっていた。『どうぞ』と中に入っても、『座ってください』といわれてもスマホから手を離さず、本気で面接をするのか不安になりました」。就活生は企業から社会人としての様々な常識を求められる。ところが、面接に臨んでみるとそんな社会常識をわきまえていない面接官に遭遇するケースが少なくない。これから面接を受ける就活生はここで紹介する事例を参考にし、「心の準備」に役立ててほしい。

引用: https://www.nikkei.com/article/DGXMZO85911280Q5A420C1000000/

率直に、この文章はどこかおかしい。というのが私の実感です

理由は、「タイトル」は面接官を非難しているように読み取れる。

他方で本文は、就活生に「心の準備」に役立ててほしい。と結論づけているからだ。ここでいう、心の準備とは何のことを指しているかが読み取れない。併せて、恐らくは多くの面接の場面に遭遇したかが怪しい記者さんが、1つのケースを取り上げ、さもそうした非常識な面接官が多いかのように拡大して論じているからである。(実際の面接の現場に記者さんが立ち会うケースはそう多くないと思えます。)

実際に圧迫面接などに遭遇した場合の対応

次に、私ならこのケースに遭遇した学生さんにどのようにアドバイスするか?をお伝えします。

それは、「不安になる気持ちもわかりますが、不安になっても面接はうまくいきません。ここは、新手の「圧迫面接」だと思ってください。もしくは、「この面接官は、あなたが、どのような対応をとるかを試しているのです。」もし、あなたが入社して営業担当になったとします。お客様がもし、こうした対応をされたらどうしますか?

お客様がいけないと帰ってきますか?それでは、きっと営業失格です。

だから、こうした人にも、自分が試されていると思って、寧ろ発奮してはいかかでしょうか?」です。そして、「具体的には、『あの、お忙しいですか?と聞いてみてください。』または『あの、私を試しておられますか?と聞いてみてください。』もしくは『私は、面接する価値がないほど第一印象が悪いのでしょうか?と聞いてみてください。』はたまた『安心してください。私は、お待ちしていますからと言ってみてください。』」などと対応はいかかでしょうか?。

私は、面接官で会社全体を判断するのは、あまりに勿体ないと思っています。どんな会社にも感じのいい人とそうでない人はいるからです。また、面接を受ける以上は、合格することが目標ですから、相手を非難してもはじまらないと思っています。もっとも「こんな会社はお断わり」と席を立って出てくることも悪いことではありませんが、、、、、。 いずれにしても「面接官の対応に不安になり、日頃の実力を発揮できなくなる」ことは、避けて欲しいと思います。