今回は、ブレエントリーの際に、どこの会社にエントリーしたらいいのか?がわからない人の為に、業界の絞り方について考えてみます。

理由は、同一業界に属する会社は、ビジネスシステムや仕事内容が総じて同じだからです。

志望業界・ビジネスシステムとは?

簡単に復習しますと業界は以下のように大きく分けることが出来ます。

gyokai1

gyokai2

 

次に上図に基づき3~5業界にエントリーする為の3つの考え方を紹介します。

ビジネスシステムを踏まえたプレエントリー

1. まず、分類【1】で、A;「形のあるもの」B;「形のないもの」を選択する。

会社が事業活動を行う際には、「人」「モノ」「金」「情報」の4つが経営資源ですが、形のあるものは「モノ」に、形のないものは、「人」「金」「情報」のうちのどこかにフォーカスした事業を行っています。

そして、まずは、この4つの経営資源の中で、自分の価値観の中で優先順位を

決めることがプレエントリーでは大切です。

 

2. 次に分類【2】においては、2つの考え方があります。

1つは、同一分類の先に幅を広げることです。(上図では、分類【3】・【4】の中で)具体的には、メーカーの中で、例えば、消費財ならば、車・電気機器・食品・洋服等々に分かれる中で、具体的なモノに着目してそれらを造っている会社を選択することです。

2つ目の考え方は、メーカー・商社・流通といった分類【2】の中でも幅を広げることです。例えば、お酒を扱いたいと思った場合に、メーカー、商社、流通(販売店)といった具合に幅を広げて、それらを扱っている会社を選択することです。

私は、例えば総合商社を志望する人は、商社が扱うのは、「モノ」ですから、それを創りだしているメーカーも志望してみるといいと思います。入社した後にお付き合いする先がメーカーであることが多いこともその理由の1です。

 

3. 分類【3】においても2つの考え方があります。

1つは、【2】でお伝えした通り、その分類の先に幅を広げることです。

2つ目は、【3】の中で幅を広げることです。具体的には、例えば総合商社を志望する人の場合には、専門商社で、関心のある分野の会社も志望企業の中に入れることです。理由は、「総合」とは、「専門」が複数集まっていることにほかならないからです。実際に「総合商社」の場合には、入社後には、特定の事業分野を専門的に長く究めるといったキャリアを過ごすことも少なくないからです。