プレエントリーでの失敗例 飲料メーカー編
昨日に続いて、六大学に在籍する経済学部の男性(A君)の実話です。
彼の選んだ第2志望業界は、飲料(主としてビール等)メーカーです。
飲料メーカーへの思い入れはあるか
彼が飲料メーカー(ビール等)を志望した理由は、食品業界で売上高が大きく安定していると同時に、企業イメージがいいからとのことでした。
そこで、なる程と思いながら、質問しました。
「ビールやウィスキー、お酒は好きなの?」
彼の答えは、「好きというほどのことではないけど、付き合いでは飲みます」でした。
飲料メーカーでの仕事のイメージはあるか
そして、また、質問しました。
ところで、飲料メーカーに入社した営業パーソンはどんな仕事をすると思うの?
彼からは明確な答えが返って来ませんでしたので、以下の通り答えました。
国内営業でのルートは、主に4つ。1つは、酒類問屋さん。2つ目は、スーパーを中心とした小売店。3つ目は、居酒屋チェーン店 4つ目は、街の飲食店(夜営業のお店)。中でも避けられないのは、街の飲食店。具体的には、自分の担当エリアにあるお店に自社の飲料を仕入れていただくために、様々な提案を行うこと。勿論、飛び込み訪問は当然。
また、彼に質問しました。飲料メーカーでのお客様に共通していることは何だと思う?
彼の答えは、「料理やお酒に興味があったり、好きである」「お店の繁盛を願っている」「普通に考えて、自分と同じような大学を卒業している人は少ない」でした。
将にその通りです。
そこで、彼に質問しました。
飲料メーカーが好きになれるか
そうした方々に対してA君は、飲料メーカーの人と仲良くなれると思う?
A君は、1日に何店も数十店も訪問することが好き?
A君は、仮にどこかの飲料メーカーに入社したら、自社の飲料メーカーの飲料を自信持ってお勧めできる?そういう仕事にやりがいやロマンを感じられる?
結局A君は、飲料メーカーを志望することを止めることにしました。