続いて、1週間の取組みに関するドラゴンノートを紹介します。
2頁目からは、1週間ごと見開き2頁使い、下記の項目を記入します。
●土・日(月)曜日の中で1時間程度かけて、今週の目標(P)をプロジェクト、能力開発、就活の3テーマごとに記入します。
●行動の結果(D)は、毎晩、その日にあった出来事を5分で記入します。
●振り返り(C)(D)は、原則土・日(月)曜日に、1週間をそれぞれのテーマごとに振り返ります。(次週のPとまた、実施)
ドラゴンノートは、記入を開始する段階で、プロジェクトの終了日までの1週間の枠を作成します。例えば、4ヶ月かかるプロジェクトの場合、17週分予め作成しておきます。
このようにしておけば、終了日まであと何週間なのかが明確になり、緊張感を高めることができます。
30頁のノートを用意すれば、半年分は余裕で記入できます。
PDCAサイクルをまわすマトリックス
次に、ドラゴンノートの記入を継続するためのポイントを説明します。
上図を見てください。これは、物事を「緊急」性と「重要」度の軸で分類したマトリックスです。
このマトリックスに従ってまとめると、物事には「緊急かつ重要」なこと(A)、「緊急だが重要ではない」こと(B)、「緊急でも重要でもない」こと(C)、「緊急ではないが重要」なこと(D)の4つに分けられることが分かります。
普通の場合、「緊急かつ重要」なAにまず取り組みます。次に「緊急だが重要ではない」Bに取り組みます。
その次は、「緊急ではないが重要」なDに取り組むべきだと思われますが、人間というのはそんなに勤勉ではないので、Bが済むと「緊急でも重要でもない」Cをやってしまう傾向があります。
「緊急でも重要でもない」こととは、休んだり、遊んだりすることです。緊急のことばかりに対応すると疲れてしまうので、無理もないのですが、問題なのはいつまでたっても、「緊急ではないが重要」なDに取り組まないことです。
PDCAサイクルを回すことは、正に「緊急ではないが重要」なDに当ります。つまり、何もしないとついついサボりがちになってしまうので、毎週、今週の「振り返り」をチェックし、次週の目標を確実にやり遂げるためには、予めその為の時間(1時間程度)をスケジュール帳に確保しておくことが重要になるのです。