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就活・新卒採用で重視される「人間性」とは?
少し前までの企業の新卒採用では、「自信があり、明るく元気で、更には素直で、人に好かれる人」が、第一の条件になっていました。
つまり人柄や人間性が最重要視され、そういう好ましい人格の持ち主の中から、「頭のいい人」が優先して選ばれてきたのです。
それでは、この「人間性」や「人柄」とは、いったいどういう概念でしょうか?
Yahoo!知恵袋で、ベストアンサーに選ばれているのは、「人柄・・・他人が客観的に自分に対して下す評価。」「人間性・・・その人が持つ本質的な物。」という定義です。
ベストアンサーに選ばれた定義ですが、どちらもわかったようで、わからないような定義だなぁ。っというのが私の率直な感想です。
NAVERまとめ ー 人間性の見抜き方
そこで、今度は、NAVER まとめに『【取扱い注意】人間性の見抜き方』というタイトルで、こんな文章が掲載されていましたので紹介します。
「相手の本当の性格などなかなか分かりませんよね?こんな人とは思わなかった、こんな人だったなんて!なんて事よくありますよね。でもそれは、その人がそう言う人と言う事を見抜けなかっただけの話なのです。何気ない事から、相手の本性は分かる物で、それを見逃しているだけなのです。チェックしてみました。」
コミュニケーションから人間性を知る1)初対面で話しかけた時の反応を見る。
「目線を合わせる」+「淀みない返事」⇒自信がある、協力的
「目線を合わせる」+「間延びした返事」⇒意欲が薄い、気分屋
「目線を合わさない」+「たどたどしい返事」⇒控え目、自信が無い
「目線を合わさない」+「横柄な返事」⇒相手への無関心、非協力的2)人の話を聞いている時の反応を見る。
「目をあわせる」+「相槌を打つ」 ⇒忍耐力、包容力がある、協力的
「目をあわせない」+「相槌を打つ」⇒集中力、忍耐力に自信がない、初めは協力的だが長続きしない
「たまに目をあわせる」+「たまに返事」⇒忍耐力は無い、非協力的
「短い間隔で返事を何度もする」⇒会話の主導権を握りたい、人をまとめる力がある、自己中心的な所がある3)不満や愚痴をもらした時の反応を見る。
誰かがその人へ不満や愚痴をこぼした時の反応を見ます。
A「〇〇さんって話しづらくない?」
Bの反応
「そうかも。私も話しづらいって思う時ある。」(同調)⇒八歩美人、傍観者気質
「ていうか〇〇さんて暗くない?」(陰で非難)⇒噂好き故、信頼できない、罪悪感が薄い
「う~ん。私はそんなでもないよ。」(同調しない)⇒マイペース、噂よりも自分の感覚を尊重 「〇〇さんも新人で入ったばかりだから遠慮してるんだよ、きっと。」
(フォロー)⇒協調性を重んじる、目立つ事を恐れる
タイトルに 【取扱い注意】とあるように、この文章がそのまま当てはまるかは別として、ここで言わんとしている人間性とは、「太字」で表現されていることになります。
私自身、ここでは、人間性の要素は大きく内面的な資質と対人的な行動に分けられるものの、すっきりと人間性が定義されているという実感は持てませんでした。
企業ウケする人柄・人間性を身につけるには?
私は、企業にウケのいい人柄や人間性は、「自信があり、明るく元気で素直」や「人に好かれる」などと考えていますが、今現在そうでない人に、いくら「自信を持ちなさい」「明るくなりなさい」「元気になりなさい」「素直になりなさい」「人に好かれるようになりなさい」と言っても、誰もがそうなれる訳ではないところに問題があるとずーと思ってきました。
これらの素養を身につけることは、就職活動を進める上で大変重要なことですが、これまで「就活」の世界では、誰ひとり正面から取り扱ってこなかったテーマのように思います。
私は、様々な本を読み、考え続けました。そして企業が採用の際に重視している「自信」「素直さ」「人に好かれる」という素養を身に付けるための糸口を見つけました。
それが、次から紹介する「自己肯定感」と「他者軽視感」です。