今週は、表現力で大切な「声」(Vocal)について紹介します。

声のくせチェックリスト

成田万寿美さんが著された「一瞬で心をつかむ笑声力」という本の中に、声のくせをチェックする項目が掲載されています。その項目を参考に、声のくせをチェックするリストを用意しましたので、まずはご自分でチェックしてみてください。

◆良くない方で

 

◆いい方で

いかかでしたでしょうか?

声と印象と面接

このリストを見て私自身驚いたのは、良くない方の「弱々しい」「暗い」「固い印象」も、いい方の「安定感がある」「明るい」「元気がある」「温かみがある」「落ち着いている」「パワーがある」「優しい」も、声によるものだと気づかされたことです。

この本に出会う以前の私はこれらの言葉は、「性格」や「性質」、「人間性」の範疇を表現する言葉としてのみに捉えていて、声の特徴を表す言葉としては意識していませんでした。

確かに言われてみれば、「明るい声」、「元気な声」、「バワーがある声」という言い方は普通に耳にしますし、「声が暗い」や「弱々しい」もよく使います。

つまり、声のくせにより人の印象が左右されてしまうことが大にしてあるのです。このことを知った上で、面接の準備をするかしないかでは、結果に大きなさが出ますので、声について考えていきましょう。

まずは声のくせですが、人それぞれ声のくせは異なっていますが、そもそも声のくせは何によって生じていると思いますか。

声の印象と要因

実は、声の印象は「心の状態」「呼吸法」「姿勢」そして「発声法」から生まれてきています。

「姿勢」については以前、ビジュアルのプログで既に説明しましたので、今後は、残りの3つについて紹介します。