今までの就活コーチの受講生が具体的にどのような「自己プロジェクト」に取り組んで、仕事力の向上を目指したのかを紹介していこうと思います。

今回はアルバイトに関する経験編です。

あくまでも実際にこれらの経験を実際に行い、PDCAサイクルを回した結果、就活で誇るべき内容・経験・事実を得た物で有り、単純にこの書き方を真似れば良いという物ではありません。

 

アルバイト お店の国際化プロジェクト

ある人は、空港にある飲食店でお店のオープン時からバイトをしていました。そのお店のお客様の約6割が外国人でしたが、そのお客さんたちに何度も来店してもらうことをプロジェクトとして取り組みました。

具体的には、それまでは、日本語のメニューしかなかったので、店長に働きかけて英語・中国語・韓国語のメニューを新規に作りました。また、お客様の母国語で挨拶したり、少しでも会話ができるように、英語・中国語・韓国語の慣用語マニュアルを作り、他の従業員やバイトの皆さんと一緒に勉強会を開いたり、オープニング前に皆で声を出して使えるようにしました。

その結果、それまではお店のスタッフと外国人のお客様との間にはほとんど会話がなかったのですが、お客様から声をかけていただくことが増えて、活気のある店に生まれ変わりました。また、お客様がフェイスブックに母国語でお店の紹介をしてくれたり、それを見た新規のお客様が来店したり、リピートで2度3度ご本人が来店していただくようになりました。

アルバイト 店舗再興プロジェクト

ある人は、イタリアンレストランでバイトしていましたが、周りに新しい店が出来たために、急にお客様が減ってしまいました。そこで、店長にお願いし、お店の入り口のデイプレイを変更してもらったり、チラシを本部で創ってもらって近隣のオフィスにポスティングをしたり、HPを新たに友人と協力して創り、新規のお客を獲得するために動き回りました。

また、調理長にお願いして、リピートのお客様には、特別の料理やデザートを提供したり、メニューの変更も提案しました。

それらの取組みにより、お店の新規客や固定客が増加し、お店の売上は時間がかかったものの、段々と良くなりました。 

バイト先 新人教育プロジェクト

ある人が勤めていた個人経営のレストランでは、アルバイトが年に10人程入れ替わっていました。そこで、その先輩は、それまでは新しいアルバイトが入店する都度に店長が教育していた内容をマニュアルとしてまとめ、自分が新人教育を担当させてもらいました。

負担が減ったため店長からも喜んで貰えましたが、それだけではなくアルバイトの定着率が高まりました。店長よりも年齢が近く、同じ立場の者が教えた方が、丁寧に教えることが出来たことと、教えた本人との絆が深くなったことが功を奏したのです。

ちなみに、私は、飲食店でアルバイトしている学生には、個人経営のお店で働くことを勧めています。大規模なチェーン店では、マニュアル化が進んでいるために、アルバイト学生が新規にできるはばが狭いからです。また、オーナーと違って店長の決済の範囲が限られているからです。

アルバイト 学習塾活性化プロジェクト

学習塾で教えているほとんどのアルバイト学生は、自分が担当しているクラスやマンツーマン(1対2人)で教えている生徒の学力アップだけに注力しています。そこで、ある先輩には、自分の立ち位置を変えて、教室長やもう一つ上のエリア長の立場に立って考えるようアドバイスしました。

その上で、プロジェクトとして具体的に推進したのは、他の教室との連動をはかり、互いの教室運営のノウハウを共有したり、教え方を共有することです。

他にも、飲食店と同じように、チラシを新規に作って貰いポスティングをしたり、新規申し込の生徒に対する相談マニュアルを作って、自教室や他教室のメンバーと共有するといったプロジェクトを推進した先輩もいます。

アルバイト 新規事業プロジェクト

インターネットが得意なある人には、プロテインを製造し、フィットネスクラブで販売していた会社の社長を紹介しました。プロテインのネット販売の仕組みをこの先輩が作り、売上の何%かをアルバイト料で貰うことにしたところ、時間給のアルバイトの約2倍の収入になりました。

また、ある人はビジネスホテルにゲームをインストールしたパソコンを貸し出している会社で、ゲームの入れ替えを担当し、ホテルでの利用者を増やすアルバイトにチャレンジしました。そのアルバイトの中で、ゲームの入れ替え時間を従来の1/5に短縮したばかりでなく、空いた時間でお客様が望むゲームを考え提案することを行いました。 

アルバイト 新規開拓営業プロジェクト

ある人は求人情報の会社で、新規開拓営業にチャレンジしました。また、ある先輩は、地域情報サイトの新規開拓営業にチャレンジしました。求人や情報サイトの新規開拓営業は、私の得意分野であったために、営業のイロハから始まり、ニーズの引き出し方、契約のとり方等、営業スキルアップのコーチングやトレーニングをしました。