私たちが「マンツーマン」の「コーチング」にこだわる理由は、大きく以下の4点です。
1. あなた(過去と現在)そのものに焦点を当てるため。
就活で一番の関門は、面接に合格することです。ESやGDにパスしても、複数回に渡り実施される面接に合格しなければ、「内定」を獲得するには至りません。
では、面接で聞かれることは何でしょうか? それは、例えば「あなたが学生時代に打ち込んできたこと」をお話しください。また「自己PR」をしてください。これが定番の質問です。ただし、問題は、この定番の質問を掘り下げて30分~1時間、根ほり葉ほり聞かれることです。何故なら、質問者の意図は、この質問を通して「あなた自身は、どんな人なのか?」を掴むことにあるからです。ここで敢えて「掴む」と書いたのは、単にあなたを「知る」に留まらず「理解し、感じる」ことにあるということです。そして最後に「評価」することにあります。すなわち、問われているのは、あなたそのものの存在なのです。個人を深く掘り下げ、掴むためには、マンツーマンが一番適切だからです。
2. あなたの未来に焦点を当てるため。
面接で聞かれる定番の質問に、「当社の志望理由や、入社後どんなことをやりたいか? 実現したいか?」をお話しください。があります。学生時代に同じように肩を並べた友人でさえ、恐らく入社したい会社や、やりたいことは違っています。何故ならば、これまでの人生の中で培ってきた能力や適性、価値観が違っているからです。問題は、この質問を通して、あなたが大切にしている「就活の軸や自分の将来像、人生観、世界観」が問われていることです。仮にES等の文章では志望理由がまことしやかに書けたとしても、「この会社に入りたいという想いやしたいこと」が心の中で熟成し、腑に落ちていない限り、面接官には通じません。何故ならば、面接は先に述べた通り、「理解しあい、感じ合う場」だからです。私達就活コーチは、応募企業1社1社の良さや課題を一緒に深め、その上で、「本当に入りたい」という気持ちになっていただけるよう支援しています。また、「本当にしたい仕事は何なのか?」を掘り下げていきます。個々人によって違っている応募する会社やしたい仕事を深く考え、自分なりの想いを持っていただくためには、マンツーマンが一番適切だからです。
3. 前進する日々を送ってもらうため。
私達は、頭ではこうすればいいとわかっているのに、やらないことが多くあります。(例えば、勉強すればいいとわかっているのにしない。朝早く起きればいいのに、ついつい寝坊してしまう。早くやらなきゃと思っているのに先延ばしにしてしまいギリギリになってしまう。等々) また、こうすればいいとわかっているのに、出来ないことも多くあります。(例えば、はっきりと自分の意思を伝えたいのに黙ってしまう。友達と仲良くすればいいとわかっているのに距離を置いてしまう。怒ってはいけないとわかっているのに怒る。等々)
就活もまさに「就職活動」である以上、同じです。つまり、頭でこうすればいいとわかっていても、なかなかその通りに行動出来ないものです。私達就活コーチは、あなたの行動や発言を見つめ、その奥にある「パラダイム」に着目します。そして、気づきと決意を促し、前進する日々を支援します。こうしたことはコーチングスキルがないと出来ないからです。
※「パラダイム」とは、「決めたつもりも信じたつもりも、検討した覚えもないし、意識したこともないのに、それに基づいて感じたり、行動してしまっているもの」(プロコーチのエンパワーメントコミュニケーションの技術より抜粋)
4. コミュニケーション能力を向上させるため。
面接は、1対1、複数対1、複数対複数のコミュニケーション活動です。そこで問われるのは、まさにコミュニケーション能力の高さです。では、コミュニケーションとは、何でしょうか? 日本では、「意思の疎通」のように捉えられていますが、コミュニケーションは、深く互いを理解したり、直観を働かせることができたり、感情や感動を伝えたり、探求や内省したり、発見したり、説得したり、人を喜ばせたりするものです。また、言葉だけで成り立っているわけではありません。印象、プレゼンス、表情、物腰、身振り手振り、話のリズムや声の大きさや強さ、これら全てがコミュニケーションなのです。そして、コミュニケーションスキルは、全てのスポーツや音楽と同じように、意図的にトレーニングすることで確実に能力が向上します。私達就活コーチは、全てのコーチングの場において、あなたのコミュニケーション能力向上を支援します。こうしたことはマンツーマンが一番適切だからです。