総合コンサル内定 慶應義塾大学 法学部
就活が始まる前までは、わざわざお金を払って塾に行くほどでもないと考えていました。学習塾と違いサービスが抽象的であるため、料金と釣り合わないと感じたからです。しかし、3年の夏インターンで出したESが通らず、自信を無くしたことが就活コーチを検討し始めたきっかけでした。
人気企業内定対策講座(GD)は質問内容、学生ともにレベルの高い内容でした。実際に企業の選考に出て、他の学生と比較して初めて「就活コーチの同期はレベルが高かったんだな」と感じる場面が多かったです。時間配分や前提共有など、議論の進め方の基礎を学べる良い講座だったと思います。
対人スキルについて書かれた本は多くありますが、実践は難しいです。その点、「表現力講座」ではその場で実践でき、身に付きやすかったと感じます。「五感を使った表現」などは、今でも意識しています。
就活コーチの良かった点は、ひとえに「違う視点が得られたこと」だと思います。違う視点を得ることで「状況の打開」「心理的安定」につながるからです。例えば、就活では「自分に強みなんてない」と考える学生がいますが、よくよく話を聞いてみると、実は強みを持っているという場面が多々あります。そうした隠れた強みやアピールポイントを見つけるために、コーチが違う視点からいろいろな質問で深掘りをして話を引き出してくれるので、行き詰ったときにとりあえず相談することで、思わぬ発見で状況を打開できることが多かったです。
また、就活はこれまでの受験とは違い目標を見失いがちになります。「資格とろうかな?」「公務員になったほうがいいかな?」と相談してくる友人が後を絶たないことからも、いかに就活が学生を不安にさせるかがうかがえます。そんな時、「こうした方がいい」と言い切ってくれる人はなかなかいません。就活コーチではそうした不安に対して、次に何をするべきか的確な助言を与えてくださるので、目標を維持したまま腰を据えて就活に臨むことができました。
以上のような環境が整っていたことで、わからなくなったらすぐ相談する・相談したい内容をあらかじめ整理する・進捗をこまめに共有する、などの社会人スキルが身に付いたことも、今後の人生に役立ついい点だったと感じています。