総合電機メーカー内定 慶應義塾大学 商学部
受講のきっかけは、「新卒採用基準」を読んだことです。私は就活記事を読み漁ったり、様々な先輩からアドバイスを頂いたりするうちに、情報の取捨選択が困難になっていました。そんな中で手に取った「新卒採用基準」は、他の本にはない企業側の視点から採用の本質について書かれており、自分の脳内が整理されていくのを感じました。そこで、信頼できるコーチのもとで、内定まで徹底的に指導を受けたいと思い、受講を決めました。一方でどの程度効果があるのか不安もありました。
人気企業内定対策講座(GD)で特に印象的だったことは、トランプカードを使ってGDのメンバー同士で相互評価をするというスタイルです。これにより、グループの中でどのような人が評価されやすいかを理解することができました。また、その後にコーチが一人ひとりの発言を取り上げつつ、GD中の話題がどう進行していたのか、どこが問題だったか指摘してくださり、1回毎のGDで学びが非常に多かったと感じています。
表現力講座では、伝え方が9割という本を用いて、どのような言葉でガクチカを伝えるべきか考えたことが印象に残っています。グループでお互いの話を聞き合うことで、いかに自分のガクチカの内容が伝わっていなかったかということや、表現の重要性を身に染みて感じることができました。ここで学んだことを意識すると、実際の面接でも相手の納得感が得られやすくなったと思います。
就活コーチを受講してよかった点は、3つあります。
1つ目は、業界や企業に対する知識が体系化されたことです。学生の立場で企業の情報収集をするのは難しく、以前は企業のHPを見たり、説明会に参加していました。しかし、いたずらに時間が過ぎてしまったり、「PRされていることはわかるものの実情はどうなのか」と悩んだりすることがありました。しかし、プロのコーチから指導を頂いたことで、客観的な情報を得ることができ、業界の全体感や企業の強みが明確になりました。結果、面接で自信をもって志望動機を答えられるようになったことはもちろん、社会に出る前の準備としても役立ったと感じています。
2つ目は、面接への不安を潰せたことです。プロのコーチによる徹底したアドバイスのおかげで、抽象的なワードを使う癖を改善し、少しずつ面接官の意図をくみ取った回答ができるようになりました。また、どんなに面接が立て込んでいても、本番の前には必ず相談する時間を取ってくださったため、振り返りや疑問点の解消を確実に行うことができました。私は、1人で就活をしていたインターン選考では、1回も面接を突破できませんでした。そんな私が、本選考で憧れの企業の方から説明力を評価され、最終的に内定を獲得できたことは、就活コーチでのご指導の賜物だと感じています。
3つ目は情報交換を頻繁にしたり、模擬面接をしあえるお友達ができたことです。特に5月後半から6月上旬は親しくなったグループのお友達と情報交換や時には模擬面接を頻繁にしていました。孤独になりがちな就職活動を楽しく乗り切れたのは、コーチの支えと共に新たに出来た就友の存在が大きかったです。