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集団面接(グループ面接)とは

集団面接(グループ面接)は、通常面接官側が1~2名、学生が 3~5名位で、30分程度の時間をかけて、採用選考の初期段階に行われます。

集団面接を実施する企業の目標は、じっくりと時間をかけて面接する必要がない候補者をはじくことです。

集団面接(グループ面接)での質問

そのために、集団面接(グループ面接)で最初に聞かれる質問は定型的なものになります。

代表的な集団面接での質問は、「自己紹介」「自己PR」「学生時代に取り組んだこと」や「当社への志望理由」です。「自己PR」と「学生時代に力を入れたこと」は準備するスキルで、紹介しましたので、ここでは「自己紹介」について述べます。

集団面接(グループ面接)対策・自己紹介

企業が集団面接(グループ面接)で「自己紹介」を求める理由は、学生の全体像をつかみたいということに加え、その後に質問する切り口を見つけたいからです。

そのため、集団面接では、以下のように端的に自分の概略・自己紹介を伝えると、面接官にとって分かりやすいものになります。

「○○大学××学部の山田太郎です。それでは、自己紹介として学生時代に取り組んだ3点のことと、最後に一言自分の長所についてお伝えします。

まず、勉学では、〇〇ゼミに所属し、□□のテーマに取り組んできました。一番力を入れたサークル活動は、△△で、××の役割りを果たしてきました。

アルバイトでは、〇〇を2年間、△△を1年間、週に平均3日間やってきました。

そして、私の長所は、、、、、、、、、、です。ちなみに、私は、周りの友人から「、、、、、だと言われています。」

集団面接での自己紹介の表現技法

こんな具合です。「ちなみに」では、自分を印象づけることを、比喩表現を使って1つ言えると相手の印象に残ります。

大切なことは、最初に「3つの」と言うことです。3は「魔法の3」と言われている程、力があります。しかも、最初に3つと言うことで、面接官に、「これから3点を語ってくれるんだ」という聞く構えを作ってもらえます。

次に勉学、サークル(部活)、アルバイトでは、イメージが伝わりやすいキーワードを意識することとです。

そして、実はこの点が最も大切ですが、特に集団面接では、「表現力」が問われます。3つのV、中でもVisual (ビジュアル)と Vocal(声)が大切です。

集団面接(グループ面接)での3つのポイント

これらの基本を押さえた上で、集団面接にて他に行うべき3つのポイントを紹介します。

1.自分が話をしていない時には、集団面接だからこそ、他の人が話した内容に面接官がどんな反応を示したかを観察する。面接官は、自分が話す順番でない学生が、きちんと他の学生の話しているのを聞いているかチェックしています。人が話している時に、自分の世界に入っているのはNGです。人の話しをうなずきながら聞くことが大切です。

2.集団面接だからこそ「志望理由」が、他の人と話す内容がかぶることがあります。そのときは、ためらわずに、「××さんと○○の点では同じですが、理由は少し違います。私自身は、△△に最も強く惹かれたのが、御社への入社を希望する理由です。」と答えることが重要です。他の人と結論が同じであっても動揺することなく、集団面接であることを意識して、理由で差別化を図ることが大切です。

3.話のあとの質疑では、PREP法を用いて簡潔に答えることです。もし、質問の趣旨がよく汲み取れなかったら、遠慮なく内容を確認してから答えること。そして、最後に「質問したいこと」を尋ねられたら、必ず集団面接であることを意識して、積極的に挙手をして質問することが大切です。